双子の姉妹の マキとマイ
私だってわがままに生きてやる。
王位なんて絶対に継がない。
それで本当にマイが継ぐことになって、宙と離れ離れになったって知らない。
私は16年間我慢してきた。
そして出した答えがこれよ。
マイだって我慢すればいい。
自分で解決すればいい。
宙とやっぱり一緒にいたいなら、自分でどうにかすればいい。
私は何も知らないわ。
ツカツカっと私の近くまでやってきたお父様は声を荒げた。
「マキ!!いい加減にしなさい!!」
ガシッとお父様に掴まれた肩が痛い。
でも、もう罪悪感なんて感じないし後悔なんてしない。
お父様もお母様も厳しい表情で私を見つめているけど、それでも私は堂々言った。
「とにかく王位は継がないわ!!マイが継げばいいじゃない!!私はあなたたちの信頼を捨ててでもやりたいことが人間界にあるんですもの!!」
お父様の肩を力強く押す。
その衝動で、私も背中を後ろの手すりにぶつけてそのまま下に落ちそうになった。
どうにかこらえて、両手で手すりを掴む。
そのとき、ざわざわとうるさい観衆の声とは違う真っ直ぐとした声が聞こえた。
「マーキ♪そのまま下に落ちたらよかったのに!俺はしっかり受け止める準備はできてるよ?」
王位なんて絶対に継がない。
それで本当にマイが継ぐことになって、宙と離れ離れになったって知らない。
私は16年間我慢してきた。
そして出した答えがこれよ。
マイだって我慢すればいい。
自分で解決すればいい。
宙とやっぱり一緒にいたいなら、自分でどうにかすればいい。
私は何も知らないわ。
ツカツカっと私の近くまでやってきたお父様は声を荒げた。
「マキ!!いい加減にしなさい!!」
ガシッとお父様に掴まれた肩が痛い。
でも、もう罪悪感なんて感じないし後悔なんてしない。
お父様もお母様も厳しい表情で私を見つめているけど、それでも私は堂々言った。
「とにかく王位は継がないわ!!マイが継げばいいじゃない!!私はあなたたちの信頼を捨ててでもやりたいことが人間界にあるんですもの!!」
お父様の肩を力強く押す。
その衝動で、私も背中を後ろの手すりにぶつけてそのまま下に落ちそうになった。
どうにかこらえて、両手で手すりを掴む。
そのとき、ざわざわとうるさい観衆の声とは違う真っ直ぐとした声が聞こえた。
「マーキ♪そのまま下に落ちたらよかったのに!俺はしっかり受け止める準備はできてるよ?」