双子の姉妹の マキとマイ
お姉さんはそんな私に目線を合わせるようにしゃがむ。


そして私を覗き込んだ。


「別々になっちゃったの?」


お姉さんのその言葉に私はコクンッと頷いた。


そして少し掠れた声で言った。


「私は女の子だけの学校に行くの。だけど、ヒナちゃんは男の子もいる学校に行くんだって」


ヒナちゃんに何でって聞いたら、女の子は苦手だからって言ってた。


私がずっといるのに。


それでも男の子がいる学校に行くって言われちゃった。


それがすごく悲しかった。
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