双子の姉妹の マキとマイ

お姉さんは、フフッと笑った。


「リイちゃんは、ヒナちゃんが大好きなんだね」


私は勢いよく顔を上げた。


「うん！大好き！！」


たくさんの友達の中で、ヒナちゃんが一番大好き！


お姉さんはパッと立ち上がると腰に手を当てて言った。


「なら、大丈夫！好きって気持ちさえ相手に伝えていれば、どんなに離れてても仲良しのままだよ！」


「…そんなの、分かんないよ」


不安気にうつむく私を見て、お姉さんはフフンッとはなをならして言った。


「お姉さんもね！大好きだった友達と、学校が別々になっちゃったの！それでも、休み日の日はいつでも会いに行ったし、今でも大の仲良しよ！…だから、ヒナちゃんとリイちゃんも大丈夫」


「…本当に？」