双子の姉妹の マキとマイ
……私は隣に座っているマイの頬を、おもいっきり、つねった。
「いふぁいよー、マキ姉!!なぁひぃするのぉ!?(痛いよー、マキ姉!!なにするの!?)」
私はおもいっきりさけんだ。
「この……バカマイ!!なに、自分で正体を明かしてんのよ!?どうしようもない状態なら仕方ないけど、あんたの場合どうにでもできたでしょ!?」
「おお〜、マキ姉さん。厳しいなぁ」
宙は拍手をしながら、無表情で言った。
私はマイの頬から手をはなして、宙を睨んで言った。
「宙!あんたの、姉になったことは一回もないわよ!?……ちょっと、響夏!コソコソ隠れて笑わないで!」
「えっ!!俺まで!?」
こんな争いが20分、続いた。