双子の姉妹の マキとマイ
いつも一緒で、今日の合同誕生日パーティーだって毎年恒例。


なのに小学校からは別々の学校で、別々の教室で、別々の先生に勉強を教えてもらうことになる。


自分で決めたことなのに、リイちゃんと気まずくなってからは不安でいっぱいいっぱいだ。


私がうつむくと、女の人は優しい声で言った。


「ヒナちゃんは、学校のことで後悔はしてないんだよね?」


「うん!…でもリイちゃんと気まずくなっちゃったのは、後悔してる」


でも、だったらどうしたらよかったのかな?


私には分からないよ。


ママにもパパにも相談できないまま。


今日、リイちゃんが来るのに。


どうしたらいいかわからないままだ。


< 502 / 507 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop