双子の姉妹の マキとマイ
ようやくみんな落ち着いて、経緯や私たちのことについての説明が終わったときには30分くらい経っていた。


説明し終えた私は響夏と宙をじーっと見つめる。

……普通さぁ。

魔法使いだなんて、言ったら、信じないものじゃない?




なのに……。


「マキ?住む家とかどうするの?魔法でだすの?」


なんなの!?

この、落ち着きようわ!?

普通は警戒するか、全く信じないかのどっちかじゃないの?



……人間って不思議な生き物。


「そうだ、マキ姉。住む家どうするの?」


宙のつくったプリンを食べながら、私に言うマイ。


……チッ。
こいつ全く反省してないな。


「なぁ、マキ」

「………なによ、響夏?」

「なんか、手紙が落ちてきた」

響夏は一枚の手紙を手にしていた。


マイはそれを受け取ると、スプーンを落として言った。


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