双子の姉妹の マキとマイ
うっ。


感が鋭いな。


どーしよ?


言っちゃう!?


……本人がいいって言ってるし、言ってみよう!


私は少し遠慮がちに言った。


「あの……。マキ姉がいるときと、笑顔が違う」


そう!


そうなんです!


マキ姉がいるときは二カッて感じで、いなくなると一応は笑ってるんだけど。


なんというか……。



目が笑ってない。


響夏は、破片をゴミ箱に捨てて、私の前にきて座った。


ふふふっと笑った。














「俺ね。自分の利益になること以外は、どーでもいいんだよ」
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