双子の姉妹の マキとマイ
私たちのバスは、学校前についた。
それと同時に、マイと響夏が走ってきた。
「マキ姉ーーー!酷いよ、おいていくなんて!!」
「ごめん、ごめん。でもこれからは、私は登校だけ、宙と通うことになったから」
マイは首をかしげながら、ふーんっとつぶいやた。
響夏が私のところに来て、不満そうに言った。
「マキ、酷いよ。おいてくなんて。……まぁ、いいけど」
べつにいいなら、いちいち言わなかったらいいのに。
意味不明だわ。
……ていうか。
さっきから、女子の視線を感じるわ。
私の顔に、なにかついてるのかな?
響夏は私に手をさしのべて言った。
「マキ!最初に職員室に行って転入試験をうけなくちゃダメだ」
「あ、うん」
私はさしのべられた、手をとって歩いた。