恋華
「まぁ、遥樹は男前だしね。なんで好きになったの?」

「遥樹すごく優しいから」
美嘉は恥ずかしそうにゆった。
まぁ、確かに遥樹は優しかった。
「そうなんだ。じゃあ、お互い頑張ろうね」千春はそうゆって電話を切った。

美嘉の好きな人は遥樹。
私の好きな人は優也。
優也の顔を思い浮かべる。
思い浮かべるだけで自分の頬が赤くなるのを感じる。

美嘉も、私も両思いになれたらいいな…


でも、そう簡単には両思いにならないことぐらい知っていた。


千春はいろいろ考えているうちにいつのまにか深い眠りについていた。
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