恋華
「お前が遅いから先に行こうと思ってたんだぜ」

顔をあげるとそこには優也がいた。
海に行った後から優也を見ると妙にドキドキしてしまう私がいる。
「おい!聞いてるのか?」
気が付くとずっと優也の顔を見ていた。
「あぁ、ごめん」
千春は慌てて謝った。「じゃあ、さっさと行こうぜ」
そうゆって優也は屋台が並んでいる方に歩いていく。
私達も優也についていった。


人込みが激しく、皆とはぐれそうなので必死についていった。

しばらく歩くと金魚すくいが見えてきた。
「あ!!金魚すくいだぁ~」
美嘉は嬉しそうに近ずく。
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