恋華
私だって…
亞美さんに負けたくない…

「千春~!!休憩だって」
いつのまにか休憩の時間になっていた。
「よし!!一緒に回ろ♪」
美嘉が私の手を引っ張った。
「あれ?美嘉ッて遥樹と一緒に周るんじゃないの?」

カップルだったら一緒に周るんじゃないのかな?

「今日は千春が告白する日なのに遥樹と行動する訳ないでしょ♪」
「美嘉~」
ありがとう。
こんな優しい友達がいて良かったよ。


私達は作戦会議の為クレープを買い、屋上へと向かった。
屋上に行くとさっきまでの賑やかさとは違い、遠くの方から生徒達の声が聞こえるぐらいだった。

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