恋華
辺りを見渡すと誰もいない…
まだ優也来てないんだ。

取りあえず、端っこで待っとこ…

千春は屋上から下を見た。

皆忙しそうに動いてる。

私だけ悪かったかな。
でも、美嘉がせっかくくれたチャンスだもん!!
頑張らないと!!


コツっ
コツっ

そう思っていると階段を上ってくる音が聞こえてきた。

優也かな?

ドキドキ…

どうしよ…
なんていよ…

美嘉は自分の思ってることゆったらいいってゆってた。

自分の思ってること…
その時、屋上のドアが開く音がした。

振り向くと、そこには優也がいた。

「遥樹が屋上行けってゆうから来たけど…なんでお前がいるんだ?」

優也の頭の上に?がついている。

「えっと…私ね、優也に話したいことがあって…それで遥樹に頼んで呼んでもらったの」
「そうなんだ。…っで話したいことって?」
心臓が爆発しそうなほど激しく動いてる。

聞こえちゃうんじゃないかってぐらい…

「あの…あのね…」

もぅ喉の方まで言葉は出て来てるのに、なかなか出ない。
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