恋華
ぷッ

いきなり優也が噴出した。

な…
何!?
私なんかした…?

「おま…お前そんなに緊張するなよ~」

そういいながら私の肩をベシベシ叩いた。

い…痛い。

「しかも、俺の母さんにあんな深くお辞儀なんかしなくてもいぃだろ」
優也は爆笑している。
「そんなに笑わなくていぃじゃん」

私は恥ずかしくなってきた。

「もぅ~お前最高!!」

優也はまだ笑っていた。

「もぉ~そんなに笑わなくていいじゃん」
千春は優也の肩を少しおした。

「ごめん、ごめん。そんなに怒るな」
優也は私の頭をなでなでしてくれた。

ドキドキ…

私の鼓動が早くなる。
「怒ってなんかないもん」

「ふ~ん。千春かわいい」
優也はそうゆって私に抱き付いてきた。

私の心臓の音が聞こえるんじゃないかってぐらいヤバいぐらい鳴ってる。

そして私達は数秒見つめあい、そのままキスをした。

初めは軽いキスだったのに、だんだん深いキスになっていく。

舌と舌とが絡みあう。
長い長いキスで…
息が続かない…

私は苦しくなッて唇をむりやり離した。

「…ハァ…」

そしてまた唇を塞がれた。
「…ンン…」
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