乙女魔法壁隊GARNET RIBBON
乙女達は、キャロルの脱走を防ぐ為に、両手を前にかざし、魔力で紅色の盾を生み出した。
だが、次々と自分を押さえ込もうとする乙女達の魔法盾のバリケードを、キャロルは猫の様にしなやかに身体を動かし逃れ続けた。
「あんた達じゃ、私を押さえ込むのは無理だよっ!
さあ、もうすぐ出口だ!これでリオン様を救いに…」
「…じゃあ、私の魔法盾では、どうだ?」
後もう少しで出口と言う所で、キャロルは、巨大な魔法盾に弾かれ、床に叩きつけられた。
「きゃあっ!」
背中から宿舎の固い床に叩きつけられ、激痛の余り倒れ込んだキャロル。
そのキャロルを見下ろしながら、巨大な魔法盾を作り出した人物は、キャロルに語りかけた。
「…すまぬ、キャロルよ。お前の考えている事は、解らんでもない。
だが、私のこの魔法盾を持ってしても、リオン殿をお救いする事は、出来ぬのだ!
ましてや、私より劣る、お前の魔法盾ではとてもあの魔物の相手など…」
だが、次々と自分を押さえ込もうとする乙女達の魔法盾のバリケードを、キャロルは猫の様にしなやかに身体を動かし逃れ続けた。
「あんた達じゃ、私を押さえ込むのは無理だよっ!
さあ、もうすぐ出口だ!これでリオン様を救いに…」
「…じゃあ、私の魔法盾では、どうだ?」
後もう少しで出口と言う所で、キャロルは、巨大な魔法盾に弾かれ、床に叩きつけられた。
「きゃあっ!」
背中から宿舎の固い床に叩きつけられ、激痛の余り倒れ込んだキャロル。
そのキャロルを見下ろしながら、巨大な魔法盾を作り出した人物は、キャロルに語りかけた。
「…すまぬ、キャロルよ。お前の考えている事は、解らんでもない。
だが、私のこの魔法盾を持ってしても、リオン殿をお救いする事は、出来ぬのだ!
ましてや、私より劣る、お前の魔法盾ではとてもあの魔物の相手など…」