乙女魔法壁隊GARNET RIBBON
キャロルが、外から錠をかけられた鉄製のドアをどんどん叩きながら叫んだその時、エルザがキャロルのローブ(この教会に奉仕する乙女達は皆、純白のローブを日常的に身に付けている)のすそをぐいぐいと引っ張って、止めさせようとした。
「ん?ど、どうしたのエルザ…」
「お掃除するから…出ない…ここか…ら。」
「い、いや…お掃除いいよ、もう。
十分きれいになっているからこの部屋。
それに、掃除するって言ってもこれ以上…」
実際、この部屋にあるものと言えば、二段式ベッドが一つあるぐらいで、他は窓さえ無い。
元々、掃除しようにも余り掃除をする必要もない場所なのだった。
「…お掃除、していた…い。」
「いい加減にしなよ?あなたはここにいては駄目。早く寝なさい。
今は夜中よ…」
と、話す最中に、エルザの様子が変な事に気付いた。
エルザは、身体を小刻みに震わせ、今にも泣きそうな表情をしていた。
キャロルは、何かいけない事を言ったのかと、焦りながらエルザに尋ねた。
「ん?ど、どうしたのエルザ…」
「お掃除するから…出ない…ここか…ら。」
「い、いや…お掃除いいよ、もう。
十分きれいになっているからこの部屋。
それに、掃除するって言ってもこれ以上…」
実際、この部屋にあるものと言えば、二段式ベッドが一つあるぐらいで、他は窓さえ無い。
元々、掃除しようにも余り掃除をする必要もない場所なのだった。
「…お掃除、していた…い。」
「いい加減にしなよ?あなたはここにいては駄目。早く寝なさい。
今は夜中よ…」
と、話す最中に、エルザの様子が変な事に気付いた。
エルザは、身体を小刻みに震わせ、今にも泣きそうな表情をしていた。
キャロルは、何かいけない事を言ったのかと、焦りながらエルザに尋ねた。