乙女魔法壁隊GARNET RIBBON
そして、その事を強くツェインに勧めたのが、当時、まだ弱冠十六歳にして、ガナルダ王国の最強軍隊、紅竜軍(ガーネット・フォース)の隊長リオンだった。
「この世界から、悪の根元、大魔竜が消え去って久しいとは言え、まだまだ凶暴なモンスターが世界中に存在する。
厳しい事を言うようだが、最後に頼れるのはいつも、自分自身の力だ。
魔法盾を身に付ける事は、それほど難しい事ではない。
この教会の、この庭一面に咲く、深紅の薔薇達を見たまえ。
一年中、その姿を変える事なく古代より咲き続ける、神秘の薔薇達だ。
手入れと言っても水をやるぐらいで、後は野薔薇と同じく、自分自身の意志で枯れることなく生き続けてきた。
今日この日、君達は不安と悲しみの中、この教会に集められた訳だが、辛い事や悲しい事を思い出した時はぜひ、この薔薇達の事を思い出して欲しい。
この薔薇達の様に、美しく、強く生きていって欲しい…」-
「この世界から、悪の根元、大魔竜が消え去って久しいとは言え、まだまだ凶暴なモンスターが世界中に存在する。
厳しい事を言うようだが、最後に頼れるのはいつも、自分自身の力だ。
魔法盾を身に付ける事は、それほど難しい事ではない。
この教会の、この庭一面に咲く、深紅の薔薇達を見たまえ。
一年中、その姿を変える事なく古代より咲き続ける、神秘の薔薇達だ。
手入れと言っても水をやるぐらいで、後は野薔薇と同じく、自分自身の意志で枯れることなく生き続けてきた。
今日この日、君達は不安と悲しみの中、この教会に集められた訳だが、辛い事や悲しい事を思い出した時はぜひ、この薔薇達の事を思い出して欲しい。
この薔薇達の様に、美しく、強く生きていって欲しい…」-