放課後の保健室
「んっ……あ……」
「ねえ? 他の生徒もこんな風に蕩けそうな顔を見せたことある?」
「そんな! あるわけないっ」
美夏はこの男子生徒に抵抗できない。
彼は学校のアイドル的存在で、いつも女子生徒にまとわりつかれているイケメン。
2人は恋人同士になったばかり。
その時、保健室の扉を叩く音に、美夏は身体をビクッと震わせた。
ノブをガチャガチャ回す音。
「おかしいな~ 岬くん、この近くで見失ったんだよね~」
「どこかに隠れてるんじゃない?」
廊下から女生徒、複数の声。
美夏の心臓がバクバクと暴れ始める。
「クスッ。美夏ちゃん、心臓が激しく暴れているよ」
「しーっ!」
廊下の声が聞こえるのだから、こちらの声も聞こえるはず。
美夏は人差し指を口に当てる。
「ねえ? 他の生徒もこんな風に蕩けそうな顔を見せたことある?」
「そんな! あるわけないっ」
美夏はこの男子生徒に抵抗できない。
彼は学校のアイドル的存在で、いつも女子生徒にまとわりつかれているイケメン。
2人は恋人同士になったばかり。
その時、保健室の扉を叩く音に、美夏は身体をビクッと震わせた。
ノブをガチャガチャ回す音。
「おかしいな~ 岬くん、この近くで見失ったんだよね~」
「どこかに隠れてるんじゃない?」
廊下から女生徒、複数の声。
美夏の心臓がバクバクと暴れ始める。
「クスッ。美夏ちゃん、心臓が激しく暴れているよ」
「しーっ!」
廊下の声が聞こえるのだから、こちらの声も聞こえるはず。
美夏は人差し指を口に当てる。