十八番-トバチ-
序章-覚めない夢-
むかしむかし
あるところにカミサマが住んでいました
カミサマは下の世界へ恩恵やしあわせを
分け与えていましたが
全ての世界を同時に見守ることはできませんでした
そしてそのうちニンゲンたちはいろんな場所で互いに争い
憎みあい殺しあうようになりました
止めたくともそれができないことを悲しく思ったカミサマは
自分の力をいくつかに分けて自分の代わりに
ニンゲンたちを見守ってもらうことにしました
『明朝、私の宮殿に来なさい。
陽が完全に昇りきるまでに、順に着いた者から
私の能力を分け与え"神"となることを許します』
カミサマはすべての生き物にそうお触れをだしました
明朝、約束通り全部で壱弐もの動物たちがやってきました。
しかしその中に猫の姿だけはありませんでした
あるところにカミサマが住んでいました
カミサマは下の世界へ恩恵やしあわせを
分け与えていましたが
全ての世界を同時に見守ることはできませんでした
そしてそのうちニンゲンたちはいろんな場所で互いに争い
憎みあい殺しあうようになりました
止めたくともそれができないことを悲しく思ったカミサマは
自分の力をいくつかに分けて自分の代わりに
ニンゲンたちを見守ってもらうことにしました
『明朝、私の宮殿に来なさい。
陽が完全に昇りきるまでに、順に着いた者から
私の能力を分け与え"神"となることを許します』
カミサマはすべての生き物にそうお触れをだしました
明朝、約束通り全部で壱弐もの動物たちがやってきました。
しかしその中に猫の姿だけはありませんでした