涙、、
そして、私は教室の時計をみた。

今は、2時。

休み時間のうちに、早退しちゃおっかな。

そんなことを考えた。

「ごめん!私、気持ち悪いから、家帰る!遊びにはいくから!!」

私は、彩に走りながら言った。

彩は、びっくりした様子で、『ぁ・・ぅん』と、言った。





自宅―…

私は、親にバレないように、そ―っと、階段を上った。

自分の部屋は、2階の右側の景色がよくみえるところだ。


「ふんふっふっふふ~♪」

お母さんが、機嫌良く、歌を歌いながら、テレビをみている。

そのおかげなのかもしれないが、なんとかバレずにすんだ。

自分の部屋に着いた。

部屋は、ごちゃごちゃだ。

「はー…」

私はため息をついた。

最近は、ため息をつくのが多いなあ・・

そう思いつつ、片付けはしない。

面倒だし・・いつになっても終わらないもん。

私はいつもそう思う。


ベッドによっかかり、すやすやと眠りについた。

私は、夢をみた。


すごくすごく、甘い夢。

それは、正夢になるのだ。

そんなこと、知らずに、私はこうなったらいいなって

夢をみていた。

そして、5時。

私は、したに降りて、リビングへと行った。

「ただいまぁ~」

私は、疲れたフインキを作って、

お母さんに言った。

「おかえりなさい」

お母さんは、さっきよりも、きっちりとした顔をしていた。

「7時にでかけるから」

私はそれだけ残して、また、二階へと上がった。
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