【短編1】甘い罠〜12回のキス〜
「あ、あのすみません!ちょっとイイですか!?」
隣の席にいた3人組の女子が声をかけてきた。
「これから飲み会があるんですけど一緒に来てもらえませんか?
もう1人の子が来れなくなってしまって」
「え、あ、でも一応、彼氏がい…」
突然の誘いに茫然としているあたしの言葉を遮って話続ける。
「もし来てもらえるなら、あたし達ネイリストとして働いてるんですけど、1ヶ月間ネイル無料でさせて頂きますから!!」
無料!?これを言われてしまったら行くしかないでしょ!