※ただし、あたしは大嫌い。
今日はお気に入りのシンプルなマキシワンピを着てきた。
若宮に馬鹿にされないように、身なりには一応気を遣ったつもりだけど、
まさか褒められるなんて!?
貶される心の準備は満々だったんだけど!
そっちのほうは…!!
と唖然としていると
「服がな!!」
乱暴にそう言い放った若宮の顔が真っ赤だったことには
…あえて気がつかないフリをしよう。
…だって
人のこと言えないし。
そりゃ!
女の子は誰だって可愛いなんて言ってもらえば冗談でも嬉しいから!
それだけだから!!