※ただし、あたしは大嫌い。




「ちょっえっだっはぁ!?!?」




「えぇーっそうなの!?笑佳ったらいつの間に!?やるジャーン☆☆」




「いやいやいや違うから断じて!!!!」





しかしお姉ちゃんはすっかり若宮のキラキラスマイルに騙されて目をキラキラさせるばかり。



その間に若宮はさりげなく周りの女子を引き剥がすと





「じゃぁ俺たち」





あたしの肩をグイッと抱いて






「ちょっとお参り行ってきますね♪コイツがどうしても俺と一緒に参拝したいって言うんで!」



「はぁ!?何そっ」




グ、と若宮に口を押さえられるあたし。





お姉ちゃんは「あらそうなのー!?了解!じゃぁお姉ちゃん達先帰ってるね!」と相変わらず目をキラキラさせたまま。




んん゙ーっと口をおさえられながら必死に助けを訴えるあたしを見て何を勘違いしたのか





「大丈夫♪
お父さん達には、お姉ちゃんがうまく言っといてア・ゲ・ル・か・ら♪♪♪」






このバカ姉貴ー!!!




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