※ただし、あたしは大嫌い。
「И☆¥$%!?!?」
「何だよ、口じゃねーんだからいいだろ」
「そっ」
そういう問題!?!?
あたしが一人茫然としている間に、お弁当はいつの間にか奪い取られていて。
「ほら、食べんぞ」
「…うん…」
屋上の床に胡坐をかく若宮の隣に腰をおろした。
そして思い出す。
「……あ!」
「なんだよ」
「自分のお弁当忘れた♪」
テヘペロ☆
「やめろ…全然かわいくねぇ」
はぁ!?
「真顔で言うな!」
「本気で思ってんだから仕方ないだろ」
「最低!いいよどうせ可愛くな」
い、と言い切る前にグイッと腕を引っ張られて
「――――ま、世間的には知らねぇけど俺にはまぁまぁ可愛く見えてるから
いいんじゃねーの?」
唇をはなした若宮が
真っ赤な顔でそう言った。