※ただし、あたしは大嫌い。



「いや、別に?
必死な若宮が面白かったなんてことはないよ♪」


「テメェぶっ飛ばす」



「まぁそんなに怒んないでよ♪
俺お邪魔みたいだから帰るねー♪」




カバンを担ぎ直して、ドアに向かう佐倉くん。





「…まさかSはお前じゃないよな?佐倉」



「…だったら面白いかもね♪」





ニコッといつもと同じ笑顔を浮かべた佐倉くんは、じゃぁねーと軽く手を振って教室を出て行った。






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