※ただし、あたしは大嫌い。





…若宮は、何でこんなあたしを好きでいてくれるんだろう。






自他ともに認めるイケメンで、運動神経抜群でテストでは常に学年1位で、口は悪いけど優しくて。



…何でこんなあたしと……







「…若宮」




「ん?」




「若宮って何であたしと付き合ってるの?」









「……は?」










ピタッと足を止めた若宮が、振り向いてそんな間の抜けた声を出した。






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