※ただし、あたしは大嫌い。
ロビーは誰もいなくて静かだった。
何飲もうかな~なんて呑気に考えながら自販機に向かうと
「好きなのっ!!」
えぇ!?
見ると、自販機の影に男子と女子が立っていた。
もしかして告白!?マジ!?いやでも盗み聞きはよくない…!と思いながらもバッチリ聞き耳を立ててしまうあたし。
「悠のことが、ずっと前から好きなの…」
悠って…若宮!?
よくよく目を凝らすと、それは確かにジャージ姿の若宮で。
告られてる!!
若宮のくせに!!!