※ただし、あたしは大嫌い。
「冗談だって!」
半分本気だけど。
若宮から少し離れた所に座り、コーラを一気飲み。
カァーやっぱコーラうまいっ
とコーラのおいしさに浸っていると
「…まぁ、嫌われてんのは俺のせいもデカいんだけど」
ふ、と隣を見るといつになく思い詰めた様子の若宮。
あ…あの若宮が……
思い悩んでいる……!?
「そんなに好きなんだ?その子のこと」
すると若宮は顔をあげて、あたしを真っ直ぐ見つめると
「すげー好き」
そう言った。