※ただし、あたしは大嫌い。



マジか…!!


でも彩にはラブラブな他校の彼氏がいるのに………





なんて不憫な………!!!






ポン、ポン。





あたしは溢れそうになる涙を堪えながら若宮の肩を叩いた。




「強く生きろ若宮…」


「あ゙!?」






「あ、タァくんだ♪」




噂をすれば、例の彼氏から電話がかかってきたらしい彩。




「もしもしタァくん?うん、うん、あたしも早くタァくんに会いたい………☆」





…そっと横目で若宮の様子を伺う。




「……何だよ」


「や、べっ別に?」






強く生きろ若宮!!!!





< 73 / 312 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop