※ただし、あたしは大嫌い。
そして、今日は楽しい楽しいクリスマス。
中学時代の友達の理名と待ち合わせて、クラス会が行われるカラオケへ。
「ごめん遅れたー」
「おービリだぞお前らー」
少し時間より遅れてカラオケ店へ着くともう全員揃っていた。
「ブスが遅刻とか最悪だな」
適当に空いている席に腰をおろすと、隣から物凄く聞き覚えのある声が。
…………まさか。
「わ、若宮!?」
「よぉ」
「よぉって何でここに!?」
私服姿でまるで当たり前のようにそこに座っている若宮。
若宮とあたしは同じ中学ではない。
こんな所にいるはずがないのに。
「俺が連れてきたんだよ」
口を挟んできたのは石原。
同じ中学で今通ってる高校も一緒。クラスは違うけど。
「突然若宮にお前の中学のクラス会行きたいって言われて。
若宮いたら女子も喜ぶかなぁと思ってつれてきた♪」
つれてきた♪じゃねぇ!!!