時計の針の行方

二人は、昇降口前のドアを開ける。
中には、多くの机と椅子が並べられており、多くの生徒が食事を楽しんでいた。

「先に、食券買っとくか」

ハヤトの提案に、上江田は快く頷いた。
どうやら、今日は上江田も食券のメニューにするらしい。

「なあ、上江田。
美空と工藤さんを捜してきてくれないか?
その間に、食券買って並んでるからさ」


「ああ、分かった。
見つけたらその辺の席で待ってるよ。
俺は、力うどん頼むな」

ハヤトは、軽く頭を傾けた後に、食券機の元へ向かった。

上江田は、力うどん…と。

俺は、カレーライスでいいかな…
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