時計の針の行方

ハヤトは食券機の前へ立つと千円を入れ、カレーライスと力うどんの項目のボタンを押した。

そして、おつりと食券を取り出し、カウンターへと向かった。

人込みを避け、カウンターへと辿り着くと、食堂のおばちゃんに先ほど買った食券を渡した。
おばちゃんは食券を受けとると、すぐさまカレーライスを皿に盛り付け始めた。

ハヤトの顔より一回り大きい皿の上にご飯を盛り付け、ルーをご飯の上にかける。
これで完成だ。

力うどんは他の人が作っており、カレーライスとほぼ同じくらいの早さで完成した。

「はい、カレーライスと力うどんね」
おばちゃんは、お盆の上にカレーライスと力うどんを乗っけると、そのままハヤトに渡した。

ハヤトはお盆を受けとると、すぐさま上江田が座っている席へと向かった。
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