時計の針の行方
学校生活
走り始めた二人。
昨日、歩いた十字路を右に曲がる。
ここまでは、なんとか順調だ。
美空もハヤトのペースに着いていってた。
徐々に風景が変わっていく。
先ほどまで、林に囲まれ鬱蒼としていたが、今では左右に大きな草原が広がっている。
気持ちの良い爽やかな風が吹く。
まだまだいける。そう思いつつ、昨日寄った喫茶店を二人は過ぎ去った。
「ハッハッハッ…」
暑い。さすがに七月だ。
夏の日差しが二人に照りつけてくる。
二人は十分以上走っていた。
さすがに、そろそろ疲れてくるころだ。
加減して走っているとはいえ、なかなかにキツい。
ハヤトは息が荒くなってきていた。
周りを見回すと、登校中の学生がちらほらいた。
それを確認すると、ハヤトはその場で立ち止まり、美空もハヤトの後ろで止まった。
「ハァハァ……ハァハァ…」
息を整える二人。
美空は、携帯で時間の確認をした。
八時十八分。
早いのか遅いのか分からない美空は、息を整えて休憩しているハヤトに訊く。
「ねえ、もうすぐ八時二十分になるんだけど間に合いそう?」
美空は、心配そうに内海に訊いた。
昨日、歩いた十字路を右に曲がる。
ここまでは、なんとか順調だ。
美空もハヤトのペースに着いていってた。
徐々に風景が変わっていく。
先ほどまで、林に囲まれ鬱蒼としていたが、今では左右に大きな草原が広がっている。
気持ちの良い爽やかな風が吹く。
まだまだいける。そう思いつつ、昨日寄った喫茶店を二人は過ぎ去った。
「ハッハッハッ…」
暑い。さすがに七月だ。
夏の日差しが二人に照りつけてくる。
二人は十分以上走っていた。
さすがに、そろそろ疲れてくるころだ。
加減して走っているとはいえ、なかなかにキツい。
ハヤトは息が荒くなってきていた。
周りを見回すと、登校中の学生がちらほらいた。
それを確認すると、ハヤトはその場で立ち止まり、美空もハヤトの後ろで止まった。
「ハァハァ……ハァハァ…」
息を整える二人。
美空は、携帯で時間の確認をした。
八時十八分。
早いのか遅いのか分からない美空は、息を整えて休憩しているハヤトに訊く。
「ねえ、もうすぐ八時二十分になるんだけど間に合いそう?」
美空は、心配そうに内海に訊いた。