時計の針の行方
「はい、今日から我々の仲間になってくれる美空 彩さんでーす。みんな仲良くしてくださーい」

細川がそう言ったと同時にドアが開く

………おいおいおい、マジかよ。なかなかのスペックだろ…

細川が紹介すると同時に教室に入ってきた美空 彩。
まさに、美人という言葉がふさしかった。
彩は美しい少女だった。切り長の目。小柄な顔立ちに、きゅっとした口元。
きりりっとした目は、大人っぽく、どことなく不思議なオーラを漂わせていた。
とにかく美しかった。
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