輝く薬指~図書館で~【TABOO】
「凪沙」
「咲良……」


図書室を出ると咲良がいた。


「帰ろっか?」


差し出された右手。私はそれを取る。



咲良は何をしてたのか、きっと全部わかってる。

咲良を見ると罪悪感が芽生えるけれど、先生の誘いを断る勇気はない。
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