虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


実力者と聞いてうずうずしているのが分かる。



わたしも早く二人の戦いを見たい。



「そうだな、二人とも準備はいいか?」




「「はい」」


二人は竹刀を構える。


「では、始めっ」



土方の開始の合図に一気に静まる道場。



一条の目付きが変わる。



先に仕掛けたのは一条だった。
< 112 / 858 >

この作品をシェア

pagetop