虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


「次、睦月と永倉」


「はい」


「はいよー」



やる気のない声。なめてんのか?


妙な怒りが沸いて、すっと目を細める。


「早く殺りましょうよ」


「やるの字が違う!」


「そんなのどうでもいいじゃないですか」



そんな突込みにも、いたって無表情のまま答える。


疲れるから早くしたい。


そう思いながらも、竹刀を握った。


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