虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
藤堂さん、無理って言って・・・そう、心の中で切実に叫んだ。
「え?あ、いいけど・・・なんで?」
「えっと・・・それは・・・」
気まずそうに目を逸らす一条。チラチラとわたしを見てくる。
なんでだ?
「まぁ、いいよ。じゃあ、八番隊出発するぞー」
その声に巡察が始まった。
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太陽がギラギラと照りつける。
まだ五月なのに京の町は暑い。
太陽の眩しさに目を細める。
あー・・・頭痛い・・・