虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
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「睦月さん、私の気配に気付いていたんですか?」
「そのようだ。睦月がこうなったのも・・・俺の責任だ」
・・・土方と知らない奴の声。
息をひそめて話しているつもりのようだが、まる聞こえだ。
わたしはゆっくりと身を起こした。
もう頭痛も、眩暈も完全に無くなっていた。
「おい、もう大丈夫なのか・・・?」
「大丈夫です。あと、誰ですかこの人」
わたしの“大丈夫”という言葉に息を吐く土方達。
一条・・・また涙目になってる(笑)
「こいつは監察方の山崎だ。医療の心得もあるようだから、救護班にも入ってもらっている」