虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
――――連れて来られた場所は屋上だった。
そこには二人の女の姿。
・・・嫌な予感しかしない。
香水臭いし、化粧濃すぎてパンダみたいだし。
「あんた、昨日なんで一条君と一緒にいたの!?」
笑いを堪えていると一人の女が睨みながら喋りかけてきた。
「それがなにか」
・・・この一言、相手の苛々をMaxにしてしまったようです。
挑発したつもりはないんだけど・・・
それも、時既に遅し。
この言葉がこれほどしっくりくることって・・・
これから先あるんでしょうか?