虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


芹沢さんはそういう人だ・・・と思う。


もう夕方なのに照り付けてくる太陽。


元気よすぎる太陽とは対照的に、隊士達の表情は陰っている。



げんなり、しんなり・・・ってかんじ。


それはわたしも同じだ。


別に、外で寝るのが嫌なわけではない。


ただ・・・暗いところが嫌なのだ。



屯所では蝋燭の灯りもあった。


でも・・・ここにはなにもない。


あるのは月明かりだけ。




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