虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


あぁ・・・うるさいし、暗いし、最悪だな・・・


いっこうに収まらないいびき。


横で寝ている藤堂さんは・・・なんか、魘されてる?



「――――ぅっ・・・ん」



額に浮いた脂汗。


しかめた眉・・・そして時折『平汰・・・』と呟いている。



一体どうしたのか?


いつも親切にしてくれている藤堂さんのこと。


なんだか、気になる。


< 250 / 858 >

この作品をシェア

pagetop