虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


バタバタと誰かが走ってくる気配がした。


この騒ぎを聞きつけてきたのだろう。


それでも・・・こいつを許せなかった。



「おい!何やってんだ!」



かなり驚いている声。


そして、わたしは隊士から引き剥がされた。


そこにいたのは、原田さんと永倉さん。



「どうした、睦月。お前らしくないぞ?」



わたしらしい・・・?



「何ですか、それ」



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