虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
食事を終え、時間が経つにつれて、自分の体が熱くなっていくのが分かる。
――――熱が上がってきたな・・・
だるくなってきた体を布団に横たえる。
睦月を見ると、慣れない雪で疲れたのだろうか・・・
壁にもたれて、眠っていた。
確か・・・昔も平汰にこうやって看病してもらってたな・・・
体が弱かった平汰に、看病してもらうのは変な感じがしてたな――――
昔のことを思い出して、自然と口元に笑みが浮かぶ。
「ゴホッ、ゲホッゲホッ」
「・・・?大丈夫ですか?」