虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


屋敷を出ると、門の横にもたれている一条がいた。




・・・こいつの存在忘れてた(笑)



「お待たせ」


その声にこっちを振り返り、びっくりした顔になる一条。



「・・・なんで男装?」



ごもっともな質問です。



「おばあさんがくれた。この時代じゃこの格好のほうが楽だし良いかなって思って」





「そうなの?まぁ、似合ってんな、その格好も。んじゃ行くか」



「分かった」



わたしはおばあさんにもう一度お礼をいい、屋敷を後にした。











< 40 / 858 >

この作品をシェア

pagetop