虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
「大丈夫です。 死に急ぐことはしません」
わたしは近藤さんを見つめ返す。
でも・・・
口には出さないけど、わたしは死ぬ覚悟で行くつもりだ。
この人達を、守る――――それが、わたしの生きる道標となっているのだから。
「では、失礼します」
それを口には出さず、礼をした後部屋を出る。
さあ、わたしも戦いの準備をしないといけないな・・・
だって、この戦いは命を懸けた戦いなのだから――――