虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


沖田さんの指示を無視して、相手に刀を向ける。


熱中症にでもなっているのだろうか・・・


フラフラとした足取りの沖田さんを、挑発して楽しんでいるように見えた。


だんだんと壁際に追い込まれていく沖田さん。


見ていられなくなった俺は、沖田さんに振りかざされた刀を、受け止めた。



「ほう・・・次は、お前が相手してくれるのか?」



ダッと、踏み込み相手に斬りかかる。


しかし、それもすぐに受け止められてしまった。


相手の攻撃は、一撃一撃が重い。

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