虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
あれから、わたしは土方さんに自分の決意を話した。
土方は話を聞くだけで、何も言わなかった。
追い出されると思ったが・・・
『ここに居たいのなら、居ればいい。
女人禁制だが・・・今更お前が居なくなったら、変に思われるしな』
誰も、わたしを追い出そうとなんてしなかった。
だから、わたしは新入隊士の紹介と同時に、全てを話すということになった。
まあ、何と言われても出て行く気なんてないけど。
――――わたしも、つくづく変わったと思う。