虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


おぼつかない足取りで、道場へと向かう。


最近は朝餉の前に、稽古をするようにしている。


朝餉の後は、監察方の方で稽古があるからだ。



「・・・おはようございます」



道場には、まだ誰もいなかった。


素振りでもしようかと竹刀を持つが・・・



『カランッ』


「あれ・・・?」


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