虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


「嫌や・・・大好きでしたって、最後みたいな言い方しんといてっ」



フラフラと立ち上がり、屯所へと歩いていく明里さん。



「明里さん、行っちゃ駄目です!!」



どれだけ、わたしが説得しても聞いてくれない。


掴んだ手も、乱暴に振り払い、走って行ってしまった。


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