虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


「あ、どうも」


「何してたの?」



わたしの横に、明里さんは腰掛ける。


明里さんは・・・山南さんの香りがした。



「今日はね、敬助はんのことを話しに来たの。


何があったのか、知りたくてね。」



伏し目がちだが・・・吹っ切れたように見えた。


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